ペダルを回して回して重さがなくなり、膝が浮く。県道を直進しようとしたところで、ぐらりと来て膝を派手に擦りむく。車が来たらひとたまりもない。それでもまた立って自転車にくらいつく。片側だけにある補助輪がコンクリートにこすれているかそうでないかと、何回も振り返る。いくらコンクリートに投げ出されようと気にしない。
下校中に咲いている人の家のオシロイバナをむしり、花の底からまだ種にならない緑色の丸っこいものを引き出して*1、周りの"がく"を取ってしまう。それからそれを道に投げる。家までまだ半分くらいある。
道端の桃畑の桃を友人が"もいで"かじる。おいしいからやってみたらと言われたけど、やってはいけないことだから、できない。友人は、その種を別の畑に捨てる。友人の手は果汁でべたついているのでは。