こちらの事情も知らないでよくも、のようなことを言いたくなるときがあるけれど、こちらが説明する機会もなかったし、相手も別に知りたくもないのだと思う。皮肉と取れないこともないが、喧嘩を真っ向に振られたわけでもないので黙っている。
事情を知っていなくても、建設的な意見なら耳が痛くともありがたいし、事情を知らないからこそ言える建設的な意見もある気がしている。と、後半は完全に柴崎友香著「虹色と幸運」からの受け売りである。
身近なことを身近な人に話すのと、遠くの友人知人に話すのでは、相手の反応が違う。身近な人だと事情を知っているので、こっちもあれこれ省いていたり、逆に詳しく話したりその都度のやりとりがある。
いずれも、これは気をつけておいてとか、ここが困っているとか、そんなことばかり自分が話していて笑えてくる。実親の影響もあるのだろう、しかし、友人からは好意的評価を受ける。実親がどちらかというと減点方式であれば、友人は加点方式だと気づく。