The Beths「Change in the Wather」を日本語で意訳した。3rdアルバム「Expert In A Dying Field」の8曲目。
Change in the Wather
lyrics : Elizabeth Stokes
Tunnel vision staring down this long road
You might as well, when the night fell, be underground
Softly spoken assurances in long form
But maybe we can't work ourselves a way out
Is this an illusion?
Are the stars in the ceiling?
Am I in delusion?
The winter knocked me out
Frozen in an avalanche of doubt
It seemed like every road was buried under snow
So I thought better to forget the heat of the sunlight on my skin
I feel it coming, but I'm scared to let it in
This change in the weather
Shaken, waking back into a nightmare
I'm swimming from the centre of a black hole
Loving liars reaching out with both hands
If they aren't right, then what the hell do I know?
Is this an illusion?
Are the stairs never-ending?
Am I in delusion?
Maybe things'll get better
But I barely belive it
When I'm staring straight at it
Will you tell me I'm dreaming
Am I in delusion?
This change.
トンネルビジョンは私の未来をじっと見つめて怖気づかせる
悲しみに暮れたときやひどく落ち込むとき、あなたもそうだったでしょう
いつまでもやさしい調子で信じ込ませてくる
私たち自身ではどうにもできない
何かの錯覚なの?
幻想なの?
それとも私は思い違いをしているの?
冬は私を打ちのめす
いくつもの疑いの雪崩に遭って凍ったみたいに身動きできない
いたるところの道が雪に埋まってしまっているよう
だから私の肌を照らす太陽の熱を忘れるためによく考える
暖かさは近づいているけれど、そこに委ねることが怖い
変化することを恐れているの
悪寒で悪夢から目覚める
私はブラックホールの真ん中を泳いでいる
愛ある嘘が両手を伸ばしてくる
それが正しくないなら、いったい私は何を知っているのでしょう?
何かの錯覚なの?
幻想はどこまでも終わらないの?
私は思い違いをしているの?
真っすぐに向き合えばもしかしたら良くなるかもしれなけれど
ほとんど信じられない
夢だと言って
私は思い違いをしているの?
変化を恐れないで
「Change in the Wather」は変化への恐れを描いている。
好ましくない状況にあるとき、私たちはそれを打開するために行動することもあるし、何もしないでいることもある。
冬の寒さや雪崩に遭うこと、雪であらゆる道が埋まっていることは、好ましくないことによって自分が心底堪えられなくなって、どうしたらいいのかわからないことを示している。またそれら自体が好ましくないことの例えかもしれない。さらに、寒さをやわらげ雪をとかす"太陽の光"に照らされることが怖いと歌われる。寒さと反対にある太陽は、つまり好ましくないことへの対処であったり、あるいは手を貸してくれたりする人のことで、その太陽の光に近づいていくことにも怯えがあるのだ。
ちなみに冒頭にある「トンネルビジョン」は、視野が狭まっているという意味。嫌なことがあったとき、物事をある面からしか見ることができずに一つの考えだけにとらわれることは、誰しも覚えがあるだろう。
天気のように絶えず変わる自分が「Change in the Wather」というタイトルに込められたものの一つか。
変化への恐怖を感じながらも、それがますます自分を縛っていることに気づいていて、怖さはあるけれども変化したい心情がそこにある。