JR、路面電車、私鉄と電車を三回乗り換えるとさすがに移動した満足感が凄い。住んでいるところだと地名と方向がある程度一致していて余裕はあったが、それでも駅員の方に「これはどこどこに行きますか?」と聞いてみたり、先頭車両の行先表示を探したりしていた。悠長にしていられるのも地方ならではなのかもしれない。
それでもあの"ガタンゴトン"という三者三様の音に身を揺られていると、のんびりしている自分でも普段せかせかしすぎているように思えてくる。もちろん車を運転することは便利だけれども、それがあたりまえになってくると面白みが薄れ、自分の一部が機械化したかのようになる。
だから電車に乗るでも何でもいいから、いつもと違うこともしてみる気にもなった日曜日だった。