語る、また語る

いつもにプラスα

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縫っても縫っても

買い足したステテコを寝巻にした。汗で生地が肌にまとわりついて気になったので、次はもう一回り大きいものにするものの、このステテコの行き場がなく、とこころどころへたっている寝巻にこのステテコをあてがったのだった。古い寝巻は切り刻んでウエスにする。

切った野菜を新聞紙でつくった箱に入れることにする。ポリ袋より水分が切れて衛生的である。

破れを補修してもまた膝部分に穴があく服がある。体の動きからして、大きめの当て布をで補修した部分が、これから破れるであろう先までカバーできていない。そこまでわかったのだから洋々とやり直しても、子にとって来年この服はもう小さいかもしれない。

何か月かすれば、また服を着こむことになるわけで、昨年からほっぽっておいた部屋着の手入れをする。縫い、また縫いしていると、いつの間にか玉結びが早く整ってできるようになっている。

洗濯物を二十年たたんで、やっとどうにかしぶしぶやれる方法を見つけたように*1、こういう生活の中のちょっとした、ほんとうにちょっとしたことが一旦決着するのは快い。