「がんばる」も限界、
でも「がんばらない」もできないのは、
子供の心。
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では、大人の心とはどんな状態なのか。
巻末に載っている
「大人の心の通信簿」から
以下、引用して一部を紹介します。
〇子供の心
完全にやる
☆大人の心
・完全性と時間的欲求とのバランスが取れますか？
・まず動いてみて、情報を取るという発想や柔軟性とその勇気がありますか？
・人間や人間社会は完全ではなく、なかなか目標を達成できないことがあることを許せますか？（自分も他人も）
〇子供の心
全力でやる
☆大人の心
・ただ一生懸命やればいいのではなく、力を抜いたほうがうまくいく場合があることを知っていますか？
・部分の成果だけではなく、全体の成果を意識して、行動をコントロールしたり、ペース配分したりできますか？
〇子供の心
成長する（しかも早く）
☆大人の心
・それ以上成長しない部分があることを受け入れ、上手に運用する、あるいは次の対策を練るという発想を持てていますか？
・人が成長するには、時間がかかることを知っていますか？辛抱強く自分や他人をモチベートできますか？
〇子供の心
一人でやる
☆大人の心
・必要に応じて、上手に周囲の人の力を借りられますか？
・他人と協力することによって、より大きい仕事ができることを知っていますか？
〇子供の心
逃げない
☆大人の心
・自分の実力と課題の困難さを客観的に分析し、上手に将来のトラブルを避けることができますか？
・助けを求めるタイミングの見極めができますか？
〇子供の心
我慢する
☆大人の心
我慢することが、逆に全体のパフォーマンスを低下させる場合があることを知っていますか？それに気づき、我慢しない勇気が持てていますか？
〇子供の心
感情を押し殺す
☆大人の心
自分の感性や感情を大切にし、体調の変化に気づくことができますか？
どこかにあったけれど、
これらをすべて「しなければならない」と
べき思考してしまうと自己嫌悪になるので、
「できたらいいな」くらいのスタンスで、
3割目標といいとこさがしをしながら、
継続してやっていくことですかね。
これらの考え方を知るだけでも、
いつもの行動が変わるきっかけに
なるのではないでしょうか。
参考文献 下園壮太 著「がんばることに疲れてしまったときに読む本」、PHP、2015年
