語る、また語る

話したいことを書いています。

ゴールキーパーのルーティーン

スポーツを継続したという経験はないが、
試合前のルーティーンというのは、
持っている選手が多いのだろうか。

先日J3のサッカーの試合を見に行った。

サッカーの試合なんて、
観に行くのはかなり久しぶりだった。

チケットは一番安い応援するチームの
ゴール裏自由席にして、
席を探していると、
スタッフの方が案内してくれた。
かなり席が埋まっていたが、
正面がゴールという席が空いていて、
そこに座ることができた。

応援のための小さな旗を貸してもらい、
試合開始を待つ。

選手入場。
だいたい大きなスタジアムだと
グランドに続く通路から
選手が入ってくるイメージである。
しかし、私たちが行ったスタジアムは、
おそらく実況やメディア関係者が
いるであろうグランドより高い位置から
選手が階段を下りてきたので、
少し驚いた。

開始前の諸々を終え、
選手がピッチに散っていく。

私たちの前にあるゴールにも、
キーパーの選手が進んできた。

ゴールに着くなり彼は、
ゴールポストの前に立ち、
自らの額をつけるような動作をし、
数秒静止した。
反対のゴールポストにも同様にした。
(左右どちらからだったかは
忘れてしまったが、きっと決まりがあるのだと思う)

その後、ゴールの真ん中に立ち、
屈伸をゆっくりと何回かした。


なんかいいものを見られた気がした。


おそらくその選手は、
いつも同じようにしてから試合に
臨んでいるのだろうと思った。

一つひとつの動作をしていくうちに、
彼の背後に立ち上がっている炎
(よく漫画などでありませんか?)が、
大きくなっていくのが見えるようだった。

集中力を徐々に高めていくような、
気持ちが伝わってくるような動き。

サッカーの試合も臨場感があって、
観ていて楽しかったけれど、
私が一番心に残っているのは、
このキーパーの選手がルーティーンを
している姿なのであった。

もちろんゲームとしてサッカーを
観るのも楽しかったのだが、
こういった選手のふるまいのような、
テレビには映らない
舞台裏の様子が見られるのも、
実際にスタジアムに足を運ぶ良さだと思った。

試合は負けてしまったが、
もっと、そういったものを
観てみたくなった。

次は6月に試合がある。
また観に行くのもいいかもしれない。